偏光を応用したグラフィック作品 unframe 006

2018/11/24~11/25 学芸大学 HEFT にて行われたグループ展「unframe exhibition 006」に参加。偏光を応用したグラフィック作品を制作しました。
ルーペをを覗くことで偏光された光の表情を楽しむ作品です。向きや傾きで偏光の角度を変えられるので様々な色を視認できます。

下記の画像はカメラのレンズ側に偏光フィルターを装着して撮影。ルーペで全体を覗くとこれに近い表情を視認できます。

こちらは試作時の動画ですが雰囲気はこんな感じ。偏光のテクスチャを雲海に見立て、それを楽しむ作品です。偏光板を埋め込んだルーペの代わりにカメラ用の偏光フィルターでテストをしています。

仕組み

本作品では山々の重なりを3層(図のグラフィック上段〜下段)に分けて表現。
透明なフィルムに印刷された風景をアクリル板にのせ、隙間を設けて重ねることで、距離感を演出しました。

最下層には偏光素材があり真下から光源をを当てることで、偏光板のルーペを覗いた際に偏光をするプロセスを作り出しています。

下記の写真はカメラのレンズ側に偏光フィルターを装着して偏光素材の色が確認できるよう撮影をしました。

真下の光源はA3サイズ相当のUSB充電式トレース台を常時点灯にしています。

設営時は下記のような感じ。赤い丸部分がON/OFF。LEDなので発熱も問題なく薄くて軽い。台をレンタルではなく自作してコードを通す穴を作ればもっとシンプルな見た目に出来そうですね。

素材の選定

本作品は偏光する素材としない素材の組み合わせのため、選定が難航しました。これについては小さい偏光板を持参し、東急ハンズで偏光具合を確認して購入しています。

また、偏光素材によりテクスチャー感や強さもまったく異なるため、グラフィックと調和の取れる具合を模索しています。
偏光の効果が強すぎても弱すぎてもダメなのが難しい点でした。

最終的にはポリセーム(ポリプロペン)をメインに薄いポリ袋を重ねて効果を和らげました。

ポリ袋単体だと動画のような偏光になります。貝殻の真珠層のような色ですね。

参考図書


Newtonライト『光のふしぎ』 (ニュートンムック)
色の仕組み、虹の仕組み。光の反射や干渉などが簡潔にまとめられています。小学生のお子様と一緒に見ると楽しそうです。光学を応用した作品を作ろうと考えていた時期にアイディアを膨らませるために購入しました。